縣千の経歴と素顔
サムネイルは解説用の非公式AIイラストです。本人の写真・公式画像ではありません。
『ポーの一族』のアラン役をきっかけに、縣千さんが気になった方へ。名前の読み方は「あがた・せん」。雪組の男役です。出演作をたどると、亡命した外科医から、アメリカの高校生、架空の身分を名乗る男まで、異なる世界の人物を演じてきました。経歴と本人の取材で語られた行動から、その歩みを見てみましょう。
縣千さんの基本プロフィール
縣さんは2015年入団の101期生。同年4月の月組公演『1789』で初舞台を踏みました。京都府宇治市出身で、公式プロフィールでは身長172cm、愛称は「あがた」です。
準備を工夫して、本を読む時間をつくる
2024年のLEEの本人インタビューには、舞台を離れた縣さんの時間の使い方が表れています。公演前のメイクや準備を早めに終え、できた時間で本を読む。終演後も複数の用事を並行して進め、自分にとって意味のあることに時間を使いたいと話していました。
このエピソードから浮かぶのは、日々の時間を自分で工夫する姿です。また同じ取材では、下級生の頃に自ら申し出て香綾しずるさんの手伝いをしたことも語っています。学びたい相手に自分から近づいた経験を知ると、舞台上の姿とは別の入口が見えてきます。
下級生一人ひとりに伝えるまで
2022年『夢介千両みやげ』新人公演では、出演者の最上級生として、場面をよくするために一人ひとりに声をかけるようにしたと話しています。自分の助言で悪くなるのではという不安もあり、本役を演じる彩風咲奈さんに相談したそうです。周囲の芝居にも目を配り、伝える責任に向き合った経験でした。
同作についてラジオ関西では、原作を読み、夢介という人物を自分の中で理解して芝居につなげたと説明しています。人柄を一言で決めつけるより、こうした行動を知る方が、縣さんの役への向き合い方を具体的に捉えられます。
日刊スポーツ・2022年4月12日の取材/ラジオ関西・2022年4月18日放送の紹介
歩みを知るための3作品
『凱旋門』:亡命した外科医ラヴィック
2018年、縣さんは『凱旋門』で新人公演初主演を務めました。舞台は第二次世界大戦前夜のパリ。演じたラヴィックはドイツから亡命した外科医で、過去を背負いながらジョアンと出会います。新人公演とは、若手が本公演とは異なる配役で臨む公演。縣さんの主演の歩みを知る節目です。
『Sweet Little Rock 'n' Roll』:青春の中にいるビリー
2022年の宝塚バウホール初主演作では、ビリーを演じました。シェイクスピアの『から騒ぎ』を下敷きに、1950年代アメリカの高校生たちの恋模様を描くミュージカルです。『凱旋門』とは時代も人物の置かれた状況も異なり、青春の世界を担った主演作として覚えておくと、作品選びの手がかりになります。
『FORMOSA!!』:架空の身分を名乗る主人公
2024年末から2025年初めの主演作。放浪するジャンが、ジョルジュ・サルマナザールと名乗り、聖職者イネスとロンドンの人々を騙そうとする物語です。実在した偽書の作者を題材に、名声を得ていく過程とその顛末を描きます。現在の公式プロフィールでも、縣さんは本作のすべてを「好きだった役」に挙げています。
いまの入口は『ポーの一族』のアラン
2026年の雪組『ポーの一族』では、アラン・トワイライトを担当。作品は、永遠の時を生きる少年エドガーを中心としたゴシック・ロマンです。気になった役から過去の主演作へ進み、それぞれの人物が何を求めているかを比べてみる。そんな見方も、縣さんを知る楽しみ方のひとつです。
放送から知りたい方へ:10月8日のBS11『宝塚カフェブレイク』#1277の案内は、こちらの記事にまとめています。掲載情報の確認日:2026年10月6日。
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